{映画}すずめの戸締まり を観た感想

※ 当サイトではアフィリエイト広告を利用しています

すずめの戸締まり

新海誠監督が監督・脚本を手掛けた長編アニメ映画「すずめの戸締まり」を観たので感想を書かせていただきます。

新海誠監督と言えば「君の名は」が大ヒットして一躍有名になりましたね。過去作品はラストに賛否両論がある作品ばかりでしたが、「君の名は」以降は一般ウケするストーリーになっています。「すずめの戸締まり」も同様でストーリー自体は一般ウケするタイプだと思いましたが、何となくジブリ作品に近い?と感じました。そして新海誠監督作品の売りの絵の綺麗さも過去最高レベルです。

「君の名は」「天気の子」では超常現象をストーリーに絡めるという感じでしたが、「すずめの戸締まり」はファンタジー要素が強かったです。荒唐無稽な設定を序盤から当たり前のように突きつけられるので人によってはついていけなくなるかも?それと尺の都合もあると思いますが、ヒロインの言動などが唐突に感じられるかも知れません。

ただ、それらを気にさせないほどの絵のクオリティと世界観は見事だと思いました。笑いあり涙ありのストーリーはまるでジェットコースターのように最後まで飽きさせない作りになっていました。

しかし、この映画は鑑賞するのに一つ注意しなければならないことがあります。それは「3.11 東日本大震災」がテーマの一つになっていることです。あのニュースで見た映像や、実際の音とは違いますが緊急地震速報が作中で何度も鳴ります。被災された方にはツライ映像になっていると思います。

そんな重いテーマを扱うのはとても難しいと思いますが、当たり前だと思っている日常が次の日には無くなってしまうかも知れない、朝に見送った人に二度と会えなくなるかも知れない。誰にでも訪れる可能性がある悲劇について考えさせられる映画になっています。

個人的には新海誠監督作品の集大成のような映画となっていると思いました。おすすめです。

 

映像系映画

Posted by ブラスト