ドットサイト Nikon DF-M1を使ってみた感想

2020年2月9日

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Nikon DF-M1

NikonのP1000を使っていると困ったことがあります。それは超望遠であるが故にファインダーから被写体が外れた時に、またファインダー内に捕らえることが難しいことです。なので前から気になっていたカメラでドットサイトを使う方法を試してみました。

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ドットサイトとは

ドットサイトをいわゆる照準器です。銃に付けられているのは映画などでよく見ると思います。

覗くとレンズにドット(点)が表示されているので、それにターゲット重ねると照準を合わせられる物です。

カメラで使用するとファインダーを覗かずに照準を合わせられるようになり、両目を開けて狙えば自分の視野に被写体がいる限り追い続けることが可能になります。

Nikon DF-M1の外観

DF-M1は希望小売価格2,1600円です。アクセサリーシューに装着するだけで使用出来てボタン電池で駆動します。

ポップアップ式になっていて使うときだけレンズが露出するタイプになっています。

照準の形を三種類から選べてカラーはレッドとグリーンが選べます。ドットサイトはもっと安価なものもありますが、あまり安価だと晴天下でドットが見えにくいものが多いです。DF-M1は晴天下でもドットがくっきり見えます。

本体に付いているダイヤルでドットの上下左右が調整できるのも便利です。

Nikon P1000に付けてみた外観はこんな感じです。重量が約83gしかないので重くなったという感じはしないです。高さはやはり高くなってしまうので付けたままバッグに入れるのは厳しいと思います。

ドットサイトの合わせ方

ドットサイトは装着しただけでは使えません。ドットの位置を調整する必要があります。

まずは撮影する焦点距離にある動かないターゲットを探します。三脚にカメラセットしライブビューでそのターゲットが中心に来るように位置を合わせます。

次にドットサイトのドットの上下左右を調整し、同じ様にターゲットの中心に来るように合わせます。以上で調整は終わりです。

実際に撮影してみました

ドットサイトで撮影する場合は、当然ですがファインダーやライブビューでピントの確認が出来ません。なのでピントが合っているかはカメラのAF性能頼りになります。

撮影はドットサイトを覗きながら撮影します。基本両目を開けて見ることになります。ファインダーを覗いて撮影するのと違い、自分の視野で被写体を追えるので被写体を見失うことが少ないのが最大のメリットですね。

ドットサイトを覗きドットに被写体が重なったらシャッターを切ります。

  • 実際に撮影した写真がこちら

35mm換算で約1100mmです。ファインダーだと飛んでいる鳥を狙うのは難しい焦点距離です。ですがドットサイトを使えば被写体をフレームに収めるのが容易になります。

AFが仕事をちゃんとしてくれればこの様な写真なら簡単に撮れます。

  • 失敗例がこちら

撮影した時はピントが合っていると思っても、実際はピントが合っていないことが起こります。ドットサイトではピントが合っているかまでは確認することが出来ないからです。

もう一つの問題点は、最初に調整した焦点距離から焦点距離を変更するとフレームからズレてしまうことがあります。その都度調整するのが好ましいのですが、なかなか面倒です。

※追記 Nikon D500と組み合わせて使ってみました。

まとめ

ドットサイトは超望遠での動体撮影でとても有効な手段だと分かりました。今回はNikonのP1000で撮影しましたが、もっとAFの性能が高いカメラだとさらに威力を発揮できるでしょう。超望遠での撮影で被写体をフレーム内に収めるのに苦労されている方はドットサイトを試してみてはいかがでしょうか。

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