AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを使ってみた感想

2022年2月27日

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AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR

今回はNikonの交換レンズAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRを一年間使ってみた感想を話させていただきます。

購入しようと思ったきっかけは、白鳥の撮影をした時にもっとアップで撮れたらなぁと思ったからです。

値段も安くはないですし、とても大きく重いので気になるけど購入を迷っているという方の参考になれたら幸いです。
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スペック

  • 焦点距離:200〜500mm(35mm換算)
  • F値:F5.6通し
  • 最短撮影距離:2.2m
  • 寸法:最大径108mm,全長267.5mm
  • 重量:2300g(三脚座含む)

公式ページ

特徴

D810に装着した様子

発売は2015年の9月でした。当時は同じような焦点距離のレンズだとシグマかタムロンのレンズが値段が手頃で人気でした。そんな状況でNikonの純正レンズにしてはかなりお手頃(?)な値段で登場し大人気になりました。

焦点距離は200〜500mmでシグマとタムロンよりも広角側が狭く、望遠側は短くなっています。

最大の特徴としては開放F値がF5.6通しになっていることですね。これによりシャッタースピードが稼ぎやすくなっています。さらには最大4.5段分の手ぶれ補正効果があり、超望遠レンズですが手持ちでの撮影も十分可能になっています。

使用感

まず画角について200〜500mmということで完全に被写体を大きく撮したい場合か、遠くの風景を切り取りたい場合に使うレンズですね。

大きさと重さのことも考えると、撮影する被写体が決まっている場合に持ち出すレンズと言えますね。

描写力としては開放F5.6からピントが合っているところは十分にシャープに写ると思います。色乗りも良いと思います。若干こってりし過ぎかなと思うこともありますが。開放F値での周辺の光量落ちはやや多めです。

せっかく開放F値が一定でも描写がいまいちだと意味が無いので、その点ではこのレンズは高評価です。

ただし、値段が安めに設定されているためかNikon自慢のナノクリスタルコートは採用されていません。しかし派手なゴーストやフレアが出た経験はありません。

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D810との組み合わせになりますが、オートフォーカスの速度も十分に速いです。爆速とまでは言えませんが、動き物の撮影に使ってもストレスは感じません。精度的にも十分ですが、被写体の周りに障害物がある場合や暗めになると迷うことがあります。

4.5段分の手ぶれ補正の効きも強力でファインダー像のブレがゆっくりになる感じで、不自然にガチガチに固定される感じではないです。なので被写体を追いやすいです。

500mmまでズームした様子

レンズの作りも高級感があるとは言えませんが剛性感は十分だと思います。自重で伸びてくることもありません。ただし広角端から一気に望遠端にズームしたい場合にズームリングを一回転以上回さなくてはならず、持ち直なす必要があります。

ただレンズフードは安っぽくロックが緩いのが残念です。

最後にみなさんが気になるポイントであろう重量ですが、レンズ単体でいえば重いです。ただし超望遠としては標準的ですし、重量バランスが良いのか構えてファインダーを覗いている間は気になりません。むしろ重さがスタビライザーの役割になり構えが安定します。

ただ重さが気にならないのは撮影中だけで移動中はただただ重いです(笑)カメラのボディと合わせると約3kgになりストラップの食い込みが痛いです。そしてレンズを装着したまま運ぶ場合はそれなりのバッグが必要です。

自分はリュックタイプの場合はLoweproのフリップサイド400AWを、ショルダータイプの場合はハクバのルフトデザインLを使用しています。この2つはAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRをボディに装着したまま入れることが出来ます。

まとめ

  • 開放F値から優れた描写力
  • 純正ならではのオートフォーカスの安定性
  • 手持ち撮影が可能にする強力な手ぶれ補正
  • 超望遠ズームの中では手頃な価格

超望遠レンズに興味があるけど高い単焦点には手が出ない…でも安いからって純正以外には不安がある…そういう方にはこのレンズがおすすめです。

このレンズにしか撮れない写真があります。Nikonユーザーならぜひ手にしてもらいたいレンズです。

 

更新日:2017-08-02

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