Nikon Z 5 について個人的な感想

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Nikon Z 5

Nikonが展開するミラーレスカメラのZシリーズに、新しくエントリーモデルが追加されるという発表がありました。その名もNikon Z 5

待望のフルサイズセンサー搭載のエントリーモデルということで巷でも盛り上がっていますね。今回は発表された情報を見ての感想を書かせて頂きます。

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スペック

  Z 5 Z 6 Z 7
センサー フルサイズCMOSセンサー フルサイズ裏面照射型センサー ローパスレス フルサイズ裏面照射型センサー
有効画素数 2432万画素 2450万画素 4570万画素
ISO感度(拡張) 100-51200(50-102400) 100-51200(50-204800) 64-25600(32-102400)
連射(AF/AE追従) 約4.5コマ/秒 約5.5コマ/秒 約5.5コマ/秒
AFポイント 273点 273点 493点
AF検出範囲 -2~19EV -3.5~19EV -2~19EV
モニター チルト式3.2型TFT液晶モニター 約104万ドット チルト式3.2型TFT液晶モニター 約210万ドット チルト式3.2型TFT液晶モニター 約210万ドット
メディアスロット ダブルSDカードスロット シングルXQDカードスロット シングルXQDカードスロット

撮影可能枚数(EVF)

約390枚 約310枚 約330枚

バッテリー

EN-EL15c EN-EL15b EN-EL15b

USB充電

充電・給電可能 充電のみ 充電のみ

重量(本体のみ)

約590g 約585g  

同じZシリーズのフルサイズセンサー搭載機種と比較してみました。共通する部分が多いので、違いがある箇所のみになっています。あと自分は動画をほとんど撮らないので動画のスペックには触れません。

ボディ外観

公式ページより引用

エントリー機という位置づけですが、ボディの大きさは上位機種のZ 6,7 とほぼ変わりがありません。

上部の右肩に他の2機種は液晶パネルが搭載されているのに対し、Z 5ではモードダイヤルに置き換わっています。外観での違いはそれくらいとなっています。

背面モニターはチルト式でZ 6が約210万ドットなのに対して、Z 5は約104万ドットとスペックダウンされています。ですが、EVFは他の2機種と同じ物が採用されています。EVFの評判がいいZシリーズなので、ここはとても評価出来ますね。

Z 5の方が他の2機種よりも優れている点もあります。

まずはバッテリーの持ちが良くなっています。それは新型のバッテリーであるEN-EL15cを採用しているからです。さらにZ 5はUSBによる給電が可能です。他の2機種は使用していない時の充電のみだったので、進化していると言えます。

そして、メディアスロットがダブルSDカードスロットになりました。他の2機種はシングルのXQDスロットだったので、発表時かなり酷評されてしまいました。それがまさかのエントリー機であるZ 5でダブルスロットになるとは想像していませんでした。

画質

センサーは他の2機とは別の物が採用されています。画素数はZ 6 に近いですが、Z 6が裏面照射型なのに対して、Z 5は表面照射型になっています。

裏面照射型にすると高感度画質が良くなると言われています。その影響なのかZ 5はZ 6よりも拡張ISO感度の限界値が低くなっています。と言っても、常用ISO感度は変わらないので画質にどこまで差が出てくるのかは分かりません。

Zシリーズは画質に関してかなり高評価なので、Z 5も期待が出来るのではないかと思います。キットレンズのNIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3の性能が良ければフルサイズミラーレスのエントリー機としては最高峰の画質となりそうです。

AF・連射

AFポイントはZ 6と同じ273点となっています。水平、垂直約90%をカバーしているので自由なフレーミングが可能です。

AF性能に関しては大きな差は無さそうですが、暗所でのAFはZ 6 が優れています。

エントリー機と言われているZ 5ですが、AF-ONボタンとジョイスティックが付いています。ここは他社よりも優れているポイントですね。

最近だと珍しく無くなって来ましたが、瞳AF/動物AFに対応しています。ペットなど動物を撮る人も増えていると思いますが、生き物は瞳にピントが合っているのが基本なので、それをカメラまかせに出来るのは初心者には嬉しいですね。

連射性能は約4.5コマ/秒と、他の2機種よりも1コマ遅くなっています。動体撮影に使うのには心もとないですが、エントリー機としては及第点ではないでしょうか。

まとめ

フルサイズミラーレスの市場はSONYの独占状態と言っていいほどになっています。さらにはCanonが上位機種であるR 5,6を発表したこともあり、Canonも勢いが出てきました。

そんな中、やっとエントリー機の発表したNikon。果たしてここからライバルに追いついて行けるのでしょうか?

Zシリーズは画質に関しては高評価です。カメラを手にとってくれる人が増えれば、その良さが分かってもらえるかも知れませんね。

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