{映画}細田守監督 最新作”竜とそばかすの姫”を観た感想(ネタバレあり・辛口)
細田守監督と言えば「時をかける少女」「サマーウォーズ」の大ヒットで有名ですね。数年で新作を発表をするスタイルですが、近年の作品は個人的に好きになれない内容でした。
2021年7月16日に公開された「竜とそばかすの姫」は今までのヒット作の要素を備えた集大成と銘打たれていたので期待して観たのですが、結論から言いますと近年稀に見る残念作でした。
要素を欲張りすぎです。
バーチャル空間
美女と野獣
引っ込み思案の少女の成長
高校生の恋愛模様
人助けの理由などなど
細かく上げればまだあるのですが、詰め込みすぎた影響でそれらが全て中途半端になってしまっていました。
他の映画でも本編内だと説明不足になっている作品はあると思いますが、鑑賞後に考察すると答え出てくることが多いです。ですが、竜とそばかすの姫は考察すれば考察するほど疑問が出てきてしまう内容です。
ストーリーだけで見ると過去作の劣化版を作ってしまったという感じです。
良かった点を上げるとすれば、映像が素晴らしいということと、キャッチーな音楽ですね。田舎の風景は本当に綺麗でリアルと見間違えるほどですし、冒頭に流れる音楽はテンションを上げてくれます。
それにしても、細田監督のこだわりなのかも知れませんが、ヒロインの声優さんが・・・。セリフごとに現実に引き戻されてしまうのでまずここを何とか出来ませんかね?
観る予定の人は期待値を出来るだけ下げて観ることをおすすめします。
おすすめ度★☆☆☆☆
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