{映画}”るろうに剣心 最終章 The Beginning” を観た感想
「るろうに剣心 最終章 The Beginning」を観たので感想を書かせて頂きます。
るろうに剣心 最終章 The Beginning は漫画るろうに剣心を実写化したシリーズの最後の作品となります。
内容は主人公の緋村剣心の頬にある十字傷の真相が明かされるというもので、今までの映画よりも過去の出来事となります。
原作である漫画では終盤で描かれていて、その衝撃の内容は読者を驚かせました。アニメでもOVAになっていて、それまでのアニメとは一線を画すリアルな描写は、アニメファンだけでなく時代劇ファンからも評価の高い名作となっています。
そんな評価の高い前例があるので、今回の映画はかなりハードルが高くなっていたと思います。しかし、結論から言いますと実写映画版も負けていない、むしろ優れている部分もあると思います。
おそらくOVAをかなり意識して作ったと思われます。OVA同様に全編シリアスな雰囲気で進みます。これまでの実写シリーズとは違い色彩を抑えられた画作りは一見地味に見えてしまいますが、それがリアルさを強調することになっています。
漫画とOVAよりも優れている部分というのがこの画のリアルさだと思います。
今までも評価の高かった殺陣に加えて白黒の世界に飛び散る血飛沫は、抜刀斎時代の剣心がやってきたことの重さをより感じることが出来るようになっていると思います。この点は実写映画化ならではのリアルさで、他の映像作品より優れている点だと感じました。
さらに漫画では描かれなかった彼との戦いが追加されているのも良かった点です。
優れたストーリーと映像のクオリティの高さが相まって、邦画の中でも屈指の名作と言っても過言ではない出来になっていると思います。超おすすめです。
おすすめ度★★★★★
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