VW新型パサートオールトラックに試乗してみました

2018年12月30日

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VWのパサートに四駆+ディーゼルエンジンを搭載したパサートオールトラックが発売されました。幸運にも試乗車があったので試乗させてもらった感想を書かせて頂きます。

見た目で変わっている部分は車高が高くなっていることですね。通常のパサートよりも30mmアップされています。さらに専用のバンパーに変更されていてホイールアーチモールも追加されているので、力強いクロスオーバーデザインになっています。

走行性能に関しては、自分の乗っているVW Golf6 GTIとの比較になってしまうので皆さんの乗っている車で感じ方が変わると思われるのでご了承下さい。さらに今回の試乗では四駆の効果を実感できる場面がなかったので、その点でのレビューを期待されている方には物足りないものになっていると思います。

まずはエンジンがディーゼルであるということで、独特なディーゼル音がどの様に聞こえるのかが気になっていました。

アイドリング時ではタタタという独特な音がしていました。ですが、自分の車もスポーツモデルということもあってかエンジン始動時は大きい音がしているので、気になるほどではありませんでした。ディーゼル車は外での音がすごいと聞いていたので正直いい意味で拍子抜けしました。

走行中は低速時ではっきりとカラカラ音が聞こえました。ストップ・アンド・ゴーが続く場面では気になるかも知れません。ですが50~60kmで走っている時は本当にエンジン音は静かでガソリンエンジンと区別がつかない程でした。

パワーの出方は最大トルクが1900回転で出て3300回転以降で落ち込むので、とにかくエンジンを低回転で保とうとします。踏み込めば十分な加速を得られるのですが、回転の上昇がガソリンエンジンと比べるとまったりとしているので、GTIと比較してしまうと刺激的な走りとは言えませんでした。やはりディーゼルエンジンはのんびりと長距離を走るのにマッチしていますね。

DCCというダンパーとステアリングの特性を変更できるシステムが搭載されています。ノーマルになっていたと思いますが、とにかく乗り心地は抜群に良かったです。気になったのはステアリングの軽さで、普段GTIに乗っていることもあり同じ感覚で回すと、大げさかもしれませんが氷の上を滑っているのかと思うほどでした。慣れの問題かも知れませんが、この車の動きで唯一感覚に一致しないと思ってしまう部分でした。(スタッドレスでタイヤが細くなっていたのが影響している可能性もありましたが)

ディーゼルエンジンなのでフロントヘビィーになっているのかと思いましたが、鼻先がすっと変わるのでGTIと比較しても曲がらないと言う感じはしませんでした。

残念だったのは4WDの悪路走行での威力を確かめられなかったのことですが、トラクションが不足している感じは全くしなかったので通常の路面でも頼りになりそうです。

総評としてはいい車でしたね。VWらしく嫌味がない高級感で悪路にも強いので、アクティブな人でもSUVはちょっと…という人には最適だと思いました。

ただし割と最近のディーゼルエンジンの中では音は大きいというのが気になりました。特に低速時は意識していなくても聞こえてくる程で日本の道路事情にはマッチしないかも知れません。

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