iPhone 6&XとSony RX100の簡単な画質の比較をしてみました
iPhone 6&X vs Sony RX100
iPhoneの十周年記念モデルとして登場したiPhone X。モデルが新しくなるごとにカメラの性能が向上していくiPhoneの画質を旧モデルiPhone6にSony RX100を加えて比較してみました。
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スペック
iPhone 6 | iPhone X | RX100 | |
画素 | 800万画素 | 1200万画素 | 2020万画素 |
センサーサイズ | 不明 | 不明 | 1型CMOS |
F値 | F2.2 | F1.8~2.4 | F1.8~4.9 |
ズーム | デジタルのみ | 光学2倍 | 光学3.6倍 |
手ブレ補正 | デジタル | 光学式 | 光学式 |
比較方法
アウトカメラのみの比較となっています。動画も考慮していません。スマホで写真を撮るということを想定して特に設定は変えずにそのまま撮影した写真で比較しています。Sony RX100もカメラ任せのオートで撮影しています。
明るい野外での撮影(広角)
まずは晴れの日に少し離れたところにある建物をiPhoneの広角端で撮影しました。RX100も同じような画角になるように調整しました。
微妙な位置ずれはご了承下さい。(クリックすると大きい画像で見れます。)
iPhone 6 広角端
iPhone X 広角端
RX100 35mm換算約28mm
等倍での比較 左からiPhone 6、X、RX100
ブログで見るサイズだとパット見ではあまり差が分かりません。画素数の少ないiPhone6でも十分綺麗に写っているように見えます。空のグラデーションも綺麗に出ていますね。
ホワイトバランスは同じiPhoneでも微妙に違ってXの方が白っぽく見えます。
等倍にしてみると画素数の差で微妙に大きさが変わっていますが、6は微妙にノイズが出ていてデジタル処理が甘くディテールがぼやけてしまっています。
Xは6と比べて画素数が多いので細かい所まで写っていて、デジタル処理も良くなっています。ただまだ処理の甘さも感じられます。
RX100は画素数も一番多くセンサーも大きいいので、やはり一番良く写っています。ディテールも残っていて立体感が感じられます。デジタル処理に過度に頼っていないのが要因ですかね。ホワイトバランスはオートで撮ったのですが、かなり青みがかってしまっています。今まで撮った写真でもホワイトバランスがおかしい場合があったのでRX100の癖なのかも知れません。
ブログ・SNSでの使用を考えると、広角で風景を撮る場合はiPhone6でも十分綺麗。RX100はホワイトバランスに癖があり。
(望遠)
続いて同じ場所で望遠を使い撮影。倍率はiPhoneXの✕2ボタンを押した画角に合わせました。
iPhone 6
iPhone X
RX100
等倍での比較 左からiPhone 6、X、RX100
望遠ではiPhone6だけデジタルズームになってしまっているのでブログのサイズでも少しぼやけて見えてしまっています。Xは光学ズームなので画質の劣化がなく一番くっきり写っているように見えます。さらにXとRX100には光学式の手ぶれ補正も付いているので有利ですね。
等倍では窓の所を見ると差が顕著で、6はデジタルズームなので完全にガラスの部分が潰れてしまっています。Xは完全には潰れてはいなく格子状の線が確認できます。RX100はさらに鮮明に確認できます。
望遠では光学ズームで手ブレ補正も付いたXが良い。RX100は倍率を上げても余裕あり。
暗いところでの撮影
今回はオートでの撮影の比較なのでISO感度などの条件が違ってしまっています。あくまで暗いところで撮影した場合の目安と考えて下さい。
iPhone 6 ISO2000
iPhone X ISO500
RX100 ISO800
同じ条件下だったんですが、6は開放F値がf2.2なのでISOが2000まで上がり、結果ノイズがかなり出てしまっています。
Xはf1.8なのでISO500に抑えられノイズが大分減っています。さらに補正されるのか明るくなっています。
RX100はセンサーサイズが大きいだけあって、ノイズが一番少なく被写体の質感もよく出ています。
暗いところでの撮影はXで大幅に進化。しかしセンサーサイズの壁は大きくRX100は別格。
おまけ
iPhone Xにはポートレートモードという被写界深度エフェクトが使用できます。背景をぼかして被写体を際だたせることが出来るモードなのですが、被写体が複雑な場合だとうまく処理出来ないようです。
まとめ
iPhone 6からXではカメラの性能が全てにおいて大幅に進化しているという印象でした。XはRX100と比較しても明らかに劣っているという部分は無く、ブログやSNSでの使用では現時点では最高のカメラと言えるのではないでしょうか。
いつも持ち歩くスマホのカメラ性能がここまで向上すると、コンデジはやはり高性能路線でしか生き残れないのかもしれませんね。
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