Nikon D500を使ってみての感想

2019年2月1日

Nikon D500

Nikon D500は2016年4月に発売されたAPS-Cサイズのセンサーを搭載したデジタル一眼レフカメラです。Nikonで言うDXフォーマットのフラッグシップ機で、発売当初から高い評価を受けていたのでずっと欲しいと思っていました。それをようやく購入することが出来たのでレビューをさせて頂きます。

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スペック

有効画素数 2088万画素
ISO感度 100~51200
シャッタースピード 1/8000~30秒
連射速度 約10コマ/秒
AFポイント 153点
撮影可能コマ数 約1240コマ
記録媒体スロット ダブルスロット、XQD+SDカード
背面モニター チルト式3.2型液晶(タッチパネル)
重量 約860g

 

詳しいスペックは公式ページで見て下さい→公式ページ

スペックだけ見ると最新のミラーレス機に比べて特に優れている所は無いように思えてしまいますが、D500の優れている所はスペックを眺めているだけでは分からないと思います。

今回のレビューはあくまで自分の購入理由になった部分のレビューなので、画質や操作性の細かいレビューを見たい方は他の方のレビューを見たほうがいいと思います。

個人的な購入理由

2016年に発売されたカメラをなぜ今更購入したかと言いますと、動体撮影に強いカメラが欲しいと思ったからです。

自分は現在Nikon D810をメインのカメラとして使用しています。

D810は一台でほどんどの状況をそつなくこなす万能機なのですが、以下の5点が気になることがあります。

1.AFの速度と精度がもう少し良かったらと思うことがある

D810は、D5が出るまでNikonのフラッグシップであったD4と同じAFユニットを搭載しているので、性能は悪いわけがないのですが、自分の腕だとAFが被写体を掴むまでの速度と、背景によってはAFが迷うことでシャッターチャンスを逃してしまうことがありました。

2.AFポイントが中央付近にしか無い

D810公式ページより引用

D810はフルサイズセンサーなので、AFポイントの数が多かったとしてもどうしても中央にしか配置されていませんでした。なので端にある被写体をAFで追うことが出来ません。

3.AFポイントの移動が背面のダイヤルでしか出来ない

動体撮影の時にAFポイントを移動する時、D810だと背面にあるダイヤルで移動しなくてはなりません。

これがAF-ONボタンを使ってAFを駆動させる設定にしている場合、指の移動距離が多くなってしまいとてもやり難いと感じていました。

4.連射速度が遅いので決め打ちしないといけない

D810の最速連射速度が約5コマ/秒なので、動体撮影だと決定的な瞬間を取り逃してしまうことがありました。

5.ISO感度が上がるとノイズが目立つ

個人的にはD810はISO3600までが限界かな、と思っています。それ以上に上げるとせっかく高画素機のディテールが失われているように見えるからです。

ですが、動体撮影だとシャッタースピードを稼ぐために為にISO感度を上げなくてはならない場面が出てきてしまいます。

D500

それではD810で不満だった5点がD500を使って解消されたのか書かせて頂きます。

1.AF速度と精度共にD810より良好

D810よりも最初にAFが被写体を掴む速度がワンテンポ速く感じました。暗い場面や背景が複雑な場合も同様でした。

更に精度も正確です。D810だとピントが合っているように見えても拡大するとピントがズレていることが多かったのですが、D500では明らかにピントが合っている確率のほうが高いです。

有効画素数が約2000万画素と、今時のAPS-Cセンサーのカメラとしても多いとは言えない画素数ですが解像感は十分過ぎる程です。ブログサイズだとD810とほとんど区別が付きません。

2.AFポイントが153点でほぼファインダー全体をカバーしている

D500公式ページより引用

D810では中央付近にしかなかったAFポイントが、D500ではほぼファインダー全体をカバーできています。なのでエリアAFを使えば広範囲で被写体を追うことが出来ます。

被写体が端にいる時点で連射を始められるので、ピントが合う確率が上がりました。

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3.サブセレクターでAFポイントが移動できる

D500ではAF-ONボタンを使ってAFを駆動する設定にしていても、すぐ下にサブセレクターがあるのでAFポイントの移動が簡単に出来ます。

D810では下にあるダイヤルまで指を伸ばさないといけない上、操作もし難かったのでAFポイントを固定して撮影することが多かったです。

4.約10コマ/秒でシャッターチャンスを逃さない

D810は最速連射速度が約5コマ/秒なので、決定的な瞬間を逃してしまっていることが多々在りました。

D500は二倍の約10コマ/秒なので、撮りたいと思っていた場面がちゃんと撮れている確率が高いです。

さらに記録媒体にXQDカードを使えばRAWファイルで200枚まで連続撮影が可能です。記録速度も速く次の撮影待ちの時間はほぼありません。

D500を使う場合はXQDカードを使うことをおすすめします。

5.高感度画質もD810よりも良好。ただし…

D500 ISO6400

以前にSONYでAPS-Cフォーマットのα6000を使用していましたが、ISO1600でもかなりノイズが出ていました。なのでAPS-Cは高感度画質が悪いというイメージを持っていましたが、D500ではフルサイズのD810と比べても高感度画質が綺麗に撮れてしまいます。

ISO6400

両方共にISO6400です。D500の方がノイズが少ないのが分かると思います。

ただしこれはカメラでjpeg(ノイズリダクション標準)で保存した場合です。

それがRAWの場合だと以下になります。

RAWで比較するとノイズは同じくらい出ているように見えます。よってD500の高感度画質が良いのは映像エンジンのお陰だということが分かります。D810は映像エンジンがEXPEED4で、D500はEXPEED5にバージョンアップしています。

なのでD500の高感度画質の良さを活かすためには、カメラでjpegを保存する必要があります。試しにAdobeのLightroomでRAW現像してみましたが、jpeg同等の画質は再現できませんでした。

まとめ

動体撮影でD810を使う上で不満だったことが、D500を使うことによって期待していた通り解消することが出来ました。

これからは静物撮影はD810。動体撮影はD500と使い分けて行きたいと思います。

最近はミラーレスの性能が良くなってきて、もう一眼レフカメラは時代遅れという風潮がありますが、まだ動体撮影の性能では一眼レフカメラが上だと思います。

中でもD500はトップクラスの性能で現在は値段もこなれてきたので、とてもおすすめ出来ます。

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