{車}Audi A5 (F5) “アイドリングストップキャンセラー”

2022年4月17日

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アイドリングストップキャンセラー

最近の車には当たり前のように装備されている「アイドリングストップ機能」。環境に配慮する目的で採用され初めました。車が停止している状態になっている時にエンジンを停止することによって、燃料の節約とCO2の削減が期待できる機能です。

一見いいことづく目のような機能ですが、自分は愛車のアイドリングストップを無効にすることにしました。今回はその理由と方法を書かせて頂きます。

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アイドリングストップのメリット

1. 燃料の節約

エンジンの再始動に消費される燃料と、5秒間のアイドリングで消費される燃料が等しいと言われているので、5秒以上アイドリングストップすれば燃料の節約が期待できます。一日に約1時間アイドリングストップ出来れば、年間で3万円近くの節約になると言われています。

2.静粛性

エンジン音がしなくなるので静粛性の向上に繋がります。同乗者との会話、音楽を楽しむのに役立ちます。燃料を節約していると実感しやすいので精神面にもいいですよね。

アイドリングストップのデメリット

1.再始動時の音・振動

普通のエンジン車の場合は再始動時にセルが回る音と振動があります。

車種によりますが大きい音と振動だと気になります。ただ、ハイブリッド車とマイルドハイブリッド車に関してはモーターだけで走り出せるので、この点は気にならない車もあります。

2.ドライバーの意図と合わない作動

再始動までにどうしてもラグがあるので再発進にもたつきがあります。

交差点での右折待ち、ストップ・アンド・ゴーを短い間に繰り返し、停止の先読みで作動。等の場面ではかなりのストレスになる場合があります。

3.消耗品の寿命

毎回エンジンの再始動を行うことになるので、バッテリーとセルモーターなどの負担が格段に増えます。

その結果、消耗品の寿命が短くなります。

消耗品の交換費用を考えると、単純に燃料費の節約だけでは補えない場合が多いです。

アイドリングストップを辞めることにした理由

自分が愛車のアイドリングストップを辞めようと思った一番大きい理由はドライバーの意図と合わない作動」です。

自分の愛車 Audi A5 F5 には完全停止する前に先読みでアイドリングストップをする機能があります。この機能が困った機能なのです。アクセルオフで速度お落とし、すぐに再加速する場面でのアイドリングストップは全くの無駄でしか無いからです。

Audi A5 F5 は再始動の振動・音は小さめなのでそこまで気にはならないのですが、どうしても先読みアイドリングストップだけは我慢出来ませんでした。

後は、やはり再始動の繰り返しによる車への負担も気になるようになったというのもあります。

 

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Audi A5 F5 アイドリングストップのキャンセル方法

Audi A5 F5(A4 B9も共通) でアイドリングストップをキャンセルする方法はいくつかあります。

1.アイドリングストップキャンセルボタンを押す

アイドリングストップ搭載車にはアイドリングストップをキャンセルする為のボタン」があります。そのボタンを押すという方法が一番簡単です。

ただ、Audi A5 F5 ではエンジンを切るたびにアイドリングストップが有効になってしまうので、エンジンを掛けるたびに毎回ボタンを押さなくてはなりません。

2.OBD2ポート取り付けタイプのキャンセラー

二番目に簡単な方法が「OBD2ポートに取り付けタイプのキャンセラー」です。OBD2ポートに刺すだけでエンジン始動時にアイドリングストップが無効の状態にすることが出来ます。なので、エンジンを掛けるたびにキャンセルボタンを押す煩わしさから開放されます。

取り外せば元の状態に戻せるのも安心です。ただ、少し値段高いのが欠点です。(対応車種に注意)

3.カプラーオンタイプのキャンセラー

「純正配線にカプラーオンで割り込ませるタイプのキャンセラー」もあります。簡単に説明するとアイドリングストップの信号を反転させてOFFにする配線を割り込ませる仕組みです。ボタンを押せばアイドリングストップをONに戻すことも可能です。

車種によっては無加工で取付け出来ます。ただし、配線を取り出すためにインパネを外す必要がある為、OBD2ポート取り付けタイプよりは手間がかかります。

Audi A5 F5 に適応するものは現在(2021年)ヤフーオークションで見つけることが出来ます。「アウディ A4 B9 エンジン オフ 制御」で検索すると出てくると思います。

またはAliexpressなどの海外通販で購入できます。

4.コーディングを使用する

メーカーによっては車両診断ツールを使用して、車両の設定を変更することが出来る場合があります。それ「コーディングを行う」と言います。

Audiの場合はRoss-Tech 社のVCDSを使用します。アイドリングストップの設定だけでなく、さまざまな車両の設定を変更することが出来ます。知識のある人は自分で行うことも出来ますが、設定を行ってくれるショップもあります。

ただし、コーディングを行うとディーラーの保証が受けられなくなる場合もあるので、自己責任で行う必要があります。

Audi A5 F5 カプラーオンタイプの施工

今回は「カプラーオンタイプのキャンセラー」を選びました。理由はコーディングだとディーラーに入庫する時に面倒なことになりそうなこと、OBD2ポート取り付けタイプよりも安価であることです。

某フリマアプリで入手しました。商品の説明欄から詳細は不明でしたが、値段が他の方法よりも安価であることと、見た感じでは作りもしっかりしてそうだったからです。

書かれたロゴや文字から中華製であると思われます。今どきは何でも中華製なので特に抵抗もありませんでした。

最近の車は電子制御が多くなった為、配線にCAN-BUSシステムを採用している場合が多いです。Audiもそうです。この商品はそのCAN-BUS配線にカプラーオンで割り込ませることで使用します。

インパネ外しツール

この商品にはインパネ外しツールも付属していました。

Audi A5 F5(A4 B9も共通)はスイッチパネルの下に差込口があります。

差し込んでこじると引っかかる部分があるので、後は引っ張るだけで簡単に外せます。

最後に元から刺さっているCAN-BUS配線を外し、商品をカプラーオンで割り込ませるだけです。元の配線を切ったりしないので、外せば元に戻せるのが安心です。

問題なくエンジンオン時にアイドリングストップがキャンセルした状態になりました。

もう一度押せばアイドリングストップをONにすることも出来ます。動作も問題なくしました。

CAN-BUS配線に割り込ませるので、他のスイッチへの影響を心配しましたが、全く問題なく動作しました。

 

まとめ

アイドリングストップを無効にしたことによって、意図しない動作によるストレスが無くなりました。

この状態こそが本来の車の性能なんだと実感。動作がスムーズに行えて運転が楽しくなりました。

環境のことだけを考えればアイドリングストップは素晴らしい機能だと思いますが、それによってドライバーと車にストレスを与えていると感じる場合は無効にするのも一つの手だと思います。

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