{車}Audi A5 (F5) スパークプラグ & イグニッションコイル 交換 (もうやりたくない)
スパークプラグ & イグニッションコイル 交換
Audi A5 (F5)の説明書を見ると「スパークプラグの交換は6年または60,000km走行時」と書いてあります。
自分の愛車 Audi A5 (F5) 2.0 quattro MY2019 が走行距離50,000kmを超えて、停止直前の回転数が低い時にエンストしそうな振動をすることがあるので、プラグとついでにイグニッションコイルを交換することにしました。
対応スパークプラグ & イグニッションコイル
スパークプラグ
Audi A5 (F5) 2.0 quattro MY2019 のエンジン型式は CYR です。A4 (B9) も同じだと思います。
この世代のA5は NGK の公式サイトを見ても適合車種に記載がありません。A5はこういう時に情報が乗ってないことが多いんですよね。なので、同じエンジンを載せている A4 (B9) で探しました。
すると「PLFER7A8EG」が適合することが分かりました。
白金プラグ | φ14.0mm 21.5mm Hex 16.0mm |
PP両貴金属タイプ | 端子S |
NGKには対応しているイリジウムプラグが無く、白金プラグの記載しかありませんでした。Audiに純正採用しているスパークプラグもNGKのプラグなので素直に従いました。
イグニッションコイル
純正品のイグニッションコイルは「06L 905 110 E」という品番です。ネットを探せば純正品や同等のOEM品が見つかりますが、どうせ交換するなら性能がいい物にしたいと考えて「APR イグニッションコイル」にしました。APRはアメリカに本社を置くドイツ車向けのチューニングパーツメーカーです。
製品番号「MS100192」
APRイグニッションコイルは、工場出荷時のコイルに直接プラグアンドプレイでアップグレードできるように設計されており、より大きなエネルギー出力を提供し、より強力で安定したスパークを保証します。工場出荷時のイグニッションコイルを、2.5T などの高出力アウディ RS モデルのイグニッションコイルと交換するのが一般的であり、より大きなエネルギー出力が得られると広く信じられています。ただし、テストでは、1.8T および 2.0T エンジンに搭載されている純正コイルよりも強力ではないことが証明されています。APR イグニッション コイルは、エネルギー出力を 14% 増加させます。これらは直接アップグレードまたは交換でき、Audi R8 で人気を博した人気の赤いハウジングが付属しています。
公式サイトより引用(翻訳)
という謳い文句で販売されているものです。比較のためにRSモデルのイグニッションコイルがディスられているのも興味深いですが、エネルギー出力が14%増加!というのが本当ならスゴイですよね。
交換作業
エンジンにはカバーが付いていますが上に引っ張るだけで外せます。
イグニッションコイル取り外し
純正の黒いイグニッションコイルが現れます。コネクターとボルトで固定されています。
まずはコネクターを外します。その為に配線カバーを外す必要があります。そうしないとコネクターが引き抜けません。
赤い丸の位置にツメがあるので内側に押しながら引き上げれば外せます。
コネクターは赤いピンを引き下げればフリーになるので引き抜けば外せます。
次に黄色い丸のアース線を外します。イグニッションコイルを固定しているボルトに10mmナットで共締めされています。
ボルトも外せばイグニッションコイルは上に引き抜くだけで外せます。この世代のエンジンで使用されているイグニッションコイルはゴムのコネクターでスパークプラグに固定されているので、ゴムからプラグを引き抜くイメージです。
- 配線カバーを外す。
- コネクターは外す。
- ボルトを外す。
この作業を4気筒分やってからイグニッションコイルを外すことをおすすめします。
ここで事件が発生しました!2気筒めのスパークプラグと繋がっているコネクターの部分だけシリンダー内に残ってしまったのです!
1気筒めのイグニッションコイルはあっさり外れたのですが、2気筒めはイグニッションコイルの頭の部分だけが取れてしまい、コネクターの部分だけ残ってしまいました。指で引っ張っても取れる気配がありません。
イチかバチかでラジオペンチで引っ張ってみたら・・・千切れました(泣)。血の気が引きました・・・。この時点でディーラーに連絡するか、近くの整備工場に連絡するかと思いましたが、もうここまで来たら最後までやったれと残った部分を引っ張ったら何とか取れました!皆さんは絶対に真似しないで下さい!
頭の部分だけ外れるなんてことがあるのでしょうか?それともそのまま引き抜くのが間違いで専用の工具が必要なのでしょうか?でも1気筒目は簡単に引き抜けたし・・・。ネットで探しても詳しい情報が見つかりませんでした。
皆さんもDIYで交換する場合はご注意下さい。というか、やらないほうがいいかも(笑)。
スパークプラグ取り外し
一人での作業だったので作業中の写真はありません。申し訳ありません。
スパークプラグの取り外しにはプラグレンチが必要で、ソケットのサイズは16mmになります。マグネット付きの物ならスパークプラグの落下の心配がないのでおすすめです。
スパークプラグの交換は頻繁にすることはないと思いますが、値段はそこまで高くないので持っていてもいいかも知れません。
50000km走ったスパークプラグと新品の比較です。もっとカーボンが付いていて汚いかな、と思ったのですが意外とキレイな状態でした。しかし、ギャップが少し広がってる感じがするのとリーク痕がありました。
スパークプラグの取り付けで注意する必要があるのは取り付けトルクです。箱に手で回らなくなってから何度回せばいいか書いてあるのでそれに従います。
あとは逆の順番で取り付けるだけです。
赤いイグニッションコイルがカッコいいです。エンジンカバーを付けると見えませんが(笑)。
交換後の感想
交換前に感じていた停止直前のエンストしそうな振動がかなり軽減されました!エンジン音も少し静かになっとように感じます。
APRの謳っている出力14%アップは正直感じられませんが、発進からの加速が少しスムーズになったような気もします。
これらがスパークプラグを新品にしたからなのか、APRのイグニッションコイルの性能なのか分かりませんが、交換をして良かったと思いました。
ただし、イグニッションコイルの破損問題がたまたま自分の車だけなのか分からないので、DIYで交換をしようと思っている方は万が一に対応できる状況で行った方がいいと思います。
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