{新発田市}”蔵春閣”を見学してきました
蔵春閣
『蔵春閣』は1912年に東京都の向島、隅田川沿いに建てられた「大倉喜八郎」の別邸です。
2017年に(公財)大倉文化財団から新発田市に寄贈が決まり、2022年から新発田市の東公園内に移築され、2023年4月29日に一般公開が始まりました。
場所
〒957-0055 新潟県新発田市諏訪町1丁目9−20
開館時間:午前9時〜午後4時
休館日:木曜日・年末年始
入館料:大人:500円、小・中学生:400円
駐車場:イクネスしばた第2駐車場、イクネスしばた第3駐車場
大倉喜八郎
「大倉喜八郎」は1837年に現在の新潟県新発田市出身の実業家です。
1873年に大倉組商会を設立し、世界各国との貿易に進出。日本における世界貿易の先駆けとなりました。
その後、東京電燈、帝国ホテルなどの数多くの企業の設立に参画し役員に就任しました。
大倉製糸新発田工場を設立、新発田町に多額の寄付を行い新発田の発展に多大な功績を残しました。
外観
『蔵春閣』は東京の向島に大倉喜八郎の別邸として建設されました。
政財界の大物や海外からの賓客をもてなす「迎賓館」としての役割を担っていました。
2023年に新発田市の東公園に移築されました。
二階建になっています。内部は豪華絢爛な上に和洋折中な内装で隔世感があります。
一階は大きな食堂があります。
シャンデリアに洋風な椅子と日本の襖が合わさり不思議な雰囲気です。庶民は落ち着いて食事が出来なさそうです。
一階には書斎もあるのですが、2023年6月時点では改修中のため見学ができませんでした。
2階には大広間があります。
大広間の前の広縁には大理石の床にモザイク画が描かれています。上を通るのを躊躇ってしまいます。
33畳もある大広間も豪華絢爛です。当時は様々な催し物が行われていたそうです。天井が高く八角形の装飾が非現実感があります。
大広間には筑波山から昇る月を眺めることができる月見台があります。政財界の大物たちはここから月を見ながらお酒でも飲んでいたのでしょうか?
当時の建物をほぼそのまま移築しているので、昔のガラスのままなのも面白いですね。外の景色が絵のようにみえました。
安土桃山時代!?の天井だそうです。
まとめ
新潟には豪農の館など歴史のある建物が沢山ありますが、『蔵春閣』はその中でも豪華さで一位二位を争いますね。豪華絢爛な内装は非現実感を味わえるので訪れてみてはいかがでしょうか?
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