Audi A5(F5)GFB DV+ T9381
愛車のAudi A5(F5)に『GFB DV+ T9381』を装着したので感想を書かせて頂きます。
GFB DV+ T9381は強化ディバーターバルブです。ターボ車に装着されているパーツですが、日本ではブローオフバルブという名称の方が馴染みがありますね。(ブローオフバルブは大気開放の物を指す場合もあります)
ディバーターバルブはアクセルOFFでスロットルバルブが閉じた際に、残った圧力がタービンに逆流しないよう別の経路に逃す役割があります。
GFB DV+ T9381

GFBはオーストラリアを拠点とするチューニングパーツメーカーです。特にタービン周りの高性能なパーツを作っています。
GFBのディバーターバルブは主要車メーカーに対応した商品があります。
今回自分の車に装着したのは『DV+ T9381』です。

Audi A5 (F5)に対応した商品でディバーターバルブを丸ごと交換するタイプになっています。
純正品よりも薄型に出来ていてコネクター部が回転するので装着する際の取り回しが楽になります。その反面少し高価になっています。
別に『T9351』という純正のソレノイドバルブと組み合わせるタイプもあります。
T9351は純正部品に挟み込む形で取り付ける為に、厚みが増し取り付け時のクリアランスが少なくなります。なので車種によっては取り付けが困難になる場合があるみたいです。その代わりT9381よりも安価になっています。
性能はどちらも変わらないので取り付け車種に適した方を選んでください。
GFBのディバーターバルブの効果
- スロットルレスポンスの向上
- ブースト圧の保持
- 耐久性の向上
Audi A5 (F5)ディバーターバルブのアクセス方法
ディバーターバルブはやろう思えば自分で交換が可能です。
ただし、難易度は高めです。その理由はディバーターバルブを外す為のクリアランスが狭過ぎるからです。

黄色い丸の所にディバーターバルブがあります。そのままではとてもじゃありませんがアクセス出来ません。
なので、エアクリーナーボックスを取り外す必要があります。

エアクリーナーボックスを取り外した状態でもクリアランスが狭すぎて固定しているボルトを取り外すのは非常に困難です。普通のレンチでは回すことが出来ませんし、薄型のラチェットを使ったとしても長いアタッチメントが必要になります。
自分は工具を揃えるのに使う金額と部品の落下リスク、元に戻せる気がしなかったのでショップに取り付けを依頼しました。
交換をした理由
前提として自分の車は「Digi-tec ECUチューニング」「アインザッツ マフラー」「BMCエアフィルター」を装着しています。
自分がディバーターバルブを交換しようと思った理由ですが
- エンジン回転数が1,000〜1,500回転くらいの時に「フゴーフゴーフゴー」と情けない音がする
- シフトアップした直後のパワーの落ち込み
- アクセルを踏み込んで加速した時に不自然なシフトチェンジをする
という現象に悩まされていたからです。
特に①の音がとても耳障りでした。ネットで同じような症状を検索してみたところディバーターバルブが劣化すると同じ症状が出るというのを見たので交換してみようと思いました。
交換後の感想

- 「フゴーフゴーフゴー」という音はだいぶ小さくなりました。完全には無くなりませんでしたが、交換前に比べると気にならないくらいにはなりました。
- シフトアップ後に回転数が下がってもブースト圧が保持されているのか、パワーの落ち込みが減ったと実感出来ました。
- 強めの加速する時に稀に回転数が上下するような不自然な動きをすることがありましたが、その現象が無くなったと思います。
個人的には交換して変化が体感出来ました。
純正パーツを流用する「T9351」なら値段に見合った効果を発揮してくれると思うのでおすすめです。
装着時のクリアランスや見た目を気にするなら高価になりますが「T9381」を検討してみてはいかがでしょうか。
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