SONYの新型フルサイズミラーレス機 α7RⅢについての個人的な感想

2018年2月4日

α7RⅢ

突如としてSONY発表されたα7RⅡ(以下Ⅱ)の後続機α7RⅢ(以下Ⅲ)。順番としてはα7Ⅱの後続機が先に発売されると思っていたので驚きましたが、それには好評なNikonのD850の存在が大きそうです。今回はD850と比較した個人的な感想を書かせてもらいたいと思います。


スポンサードリンク



スペック

α7RⅡ α7RⅢ D850
画素数 4240万画素 4240万画素 4575万画素
標準感度(ISO) 100~25600 100~32000 64~25600
連射 5コマ/秒 10コマ/秒 7コマ/秒
シャッタースピード 1/8000~30秒 1/8000~30秒 1/8000~30秒
AFポイント 399点 399点 153点
ファインダー倍率 0.78倍 0.78倍  0.75倍
手ぶれ補正 4.5段 5.5段 無し
液晶画面  3インチ122.88万ドット 3インチ144万ドット 3.2インチ
236万ドット
メディアスロット SD&メモリースティクDuo SD&メモリースティクDuo SD&XQD
撮影枚数  290枚 530枚  1840枚
重量  582g 572g  915g
初期値段 約42万円 約37万円 約37万円

画質

画素数はⅡから据え置きの4240万画素。D850より若干少ないですがほぼ差はないと言っていいでしょう。Ⅱの頃から評価の高いセンサーなので画質での不安は無さそうです。標準感度も一段高くなっていて高感度を積極的に使っていけそうです。

さらに手ぶれ補正が5.5段に上がっているのも凄いですね。高画素で気になるブレを抑えて、出来るだけ低感度での撮影が可能になります。手ブレ補正がレンズ依存のD850だとレンズによって最大5段なので0.5段高いです。0.5段がどれくらいの差なのかは分かりませんが(汗)

今回追加された目玉の機能でピクセルシフトマルチ撮影があります。これは撮像素子をずらしながら4枚撮影したものを合成し、画素補間なくRGBの全色情報が得られることで、通常撮影よりも高精細で忠実な色表現が出来るという機能です。これは似た機能がペンタックスのK-1に採用されていて好評ですね。4枚撮影しなければならないので静物撮影で三脚必須ですが、条件が整えば画素数以上の画質が期待できそうですね。
この機能はボディ内手ぶれ補正ありきの機能なので、D850では実現不可能です。こういう飛び道具はあれなら使ってみたいとなるのが新しいもの好きの心情で、D850ユーザーも気になってしまっているのではないでしょうか。

最近のSONYのレンズはどれも評価が高くトータルの画質でもD850の強力なライバルになりそうです。

連射・AF

なんと連射速度がⅡから倍の10コマ/秒になりました。しかもメカ・電子シャッター共に10コマということで、これは電子シャッター時では劣るもののメカシャッターではα9が5コマ/秒なので勝っています。まさかの連射性能での下克上があるとは思っていませんでした。
D850はボディだけでは7コマ/秒で、バッテリーグリップを着けると9コマ/秒なので連射速度ではα7RⅢの勝ちですね。さらにD850ではバッテリーグリップとバッテリーで追加投資が必要なのもマイナスポイントになってしまっていますね。

AFに関してはⅡから測位点数は変わっていませんが、α9に使われている動体予測アルゴリズムを改良し動体追従性能が向上しているということ。D850同様に高画質で動体撮影もこなせるカメラになっているということですね。

動体撮影は一眼レフが有利と言われていましたが、連射速度に加えてα9のAFはとても正確ということでα7RⅢにも一眼レフ並の正確さに期待できそうです。

操作性

Ⅲになり背面にAFポイントを移動できるジョイスティックが追加されました。これにより素早いAFポイントの変更が可能となるので撮影のテンポが良くなりますね。連射速度もあり明らかに動体撮影を意識した改良になっています。

しかし、納得いかないのは左肩にα9同様のダイヤルが付かなかったことです。α9では物理的にドライブモードが切り替えられるダイヤルが付いているのですが、ⅢではⅡ同様無意味に空いています。あっても絶対困らないものだと思うのですが、やはりα9に遠慮してしまったんでしょうか…

ファインダー倍率は0.78倍と据え置きですが、D850の0.75倍より広いです。単純にEVFと光学式ファインダーを比べることは出来ませんが、広く明るいのはファインダーで撮りた人には重要なポイントですね。電子シャッター時にα9同様にブラックアウトフリーになるのかは現時点では不明ですが、おそらくならないと思われます。

最大撮影可能枚数はファインダー使用時に530枚になっていて、Ⅱよりも倍近くになっています。これは新型のバッテリーになったおかげで、バッテリーの持ちが弱点だったⅡから大幅な進化と言っていいでしょう。因みにD850は1840枚ですが、これはミラーレスと一眼レフの仕組みの違いが大きいので差があるのは当然でしょう。

重量は572gでⅡよりも軽量化されています。大幅に進化しているにも関わらず軽量化も行ってくるとはSONY恐るべし…D850が915gなので差は343g。150mlのペットボトルが約二本分なのでこの差は大きいですね。取り回しの楽さはαの圧勝になります。
ただこれはレンズの重量によっては変わりますし、撮影時のホールド感はカメラが重いほうが有利に働く場合もあります。特に手が大きい人はαだと指が余ってしまい構えが安定しないかもしれません。

値段

大幅な機能の進化にも驚いたのですが、一番驚いたのは価格設定です。Ⅱの時の初期が約42万円だったのに対し、Ⅲは約37万円ということでまさかの値下げと言う形になりました。α9が約48万なのでSONYは強気に来るだろうと思っていたのでいい意味で裏切られました。SONYらしくありません(爆)

これには好評のD850の値段を意識したと思わざる思えません。これはバーゲンプライスで出したNikonのおかげと言っておきましょう。

と言っても37万円は高いですよね。そろそろボーナスに季節ですが皆さんはどうします?

まとめ

高画素機としての機能を進化させ、さらに動体撮影も積極的に出来る連射とAF性能を手に入れたα7RⅢ。D850の強力なライバルの出現です。

Nikonも早く高性能なミラーレスカメラを出さないと、どんどんユーザーを捕られてしまいますよ!

更新:2017-10-29

スポンサードリンク