サッシュレスドアの異音対策
車の異音は気になりますよね。特に新車で買った場合は尚更です。
そんな車の異音の一つである「サッシュレスドアの異音対策」の対策の一例を紹介されて頂きます。
サッシュレスドアの異音

この記事を読んで頂いている方はサッシュレスドアについての説明は不要かと思いますが、一応簡単に説明しておきます。
大半の車のドアの窓には窓枠(サッシュ)が付いていると思いますが、それが無いドアがサッシュレスドアです。オープンカーやクーペに採用されています。
見た目がスッキリしてスタイリッシュになるのがメリットですが、その代償として静粛性の低下、注意しないとガラスに傷が付きやすいなどデメリットも多いです。
そんなサッシュレスドアは異音も発生する場合があります。自分の車 Audi A5 F5 も異音が出ています。
異音の種類としては、段差などで車体に捻りの力が加わった時に「ギュギュッ」「コトコト」という感じの音がします。
ウェザーストリップの掃除
まず紹介されて頂くのは、普通の窓枠があるドアと共通の対策になります。
それは「ウエザーストリップの掃除」です。

ウエザーストリップは車体とドアの間に装着されている樹脂パーツです。車内に雨やゴミなどの侵入を防いでくれたり、騒音、振動を抑えてくれる重要なパーツです。車種によっては起毛仕上げにされてたりします。
実は窓から発生する前記したような異音は、このウエザーストリップにゴミや流れてきたコーティング剤が付着して発生していることが多いです。窓とウエザーストリップに余計な摩擦が起こっているのだと思います。
なのでまず、ウエザーストリップの掃除をしてみることをおすすめします。理想は薄くした中性洗剤を付けた布で優しく拭いてあげることです。
これで異音が解決できる場合が多いです。
ニトフロンテープを貼る
ウエザーストリップの掃除で異音がしなくなったとしても、また時間が経つと再発してしまいます。なので、定期的な掃除が必要になります。
特にサッシュレスドアは再発が早いように感じます。
そこで、次に紹介させて頂くのが「サッシュレスドアに直接ニトフロンテープを貼る方法」です。

ニトフロンテープとは、片面にシリコーン系粘着剤を塗布した粘着テープです。その他に以下の特長があります。
UL-510を取得しています。
厚生労働省告示第20号に適合する環境にやさしい製品です。
離型性、滑り性にすぐれています。
H種絶縁材料を使用しています。
耐炎性にすぐれています。
非粘着面は電気特性・耐熱性・耐候性・耐薬品性・耐水性(撥水性)・低摩擦係数・非粘着性など、4ふっ化エチレン樹脂が持つすぐれた特性を備えています。
通常の粘着テープと同様に貼り合わせ、巻き付け、結束、シールがスムーズにできます。日東電工株式会社ホームページより引用
重要なのは、離型性と滑り性です。このテープを貼ることによって窓ガラスとウエザーストリップの間に余計な摩擦を起きないようにすることが目的です。

写真のように窓ガラスの枠に沿ってウエザーストリップが当たる所にニトフロンテープを貼り付けます。
ドアを開けた状態では、少し目立ってしまいます(施工する人の腕によってはもっと綺麗に出来ると思います)

写真が汚くて申し訳ありません。ですが、ドアを閉じた状態だとあまり目立たないと思います。
見た目という点では少し難ありですが、自分の車の場合は窓ガラスにニトフロンテープを貼ることによって異音の発生率が大幅に減りました。
ニトフロンテープの耐久性は高いので一度施工してしまえば長く保つと思います。
ただし、全ての車種で効果が出るかは分かりませんのでご了承下さい。
まとめ
ニトフロンテープは少し値が張ることと、ドアを開けた状態が少し不格好になってしまいますが、
耳元から鳴る異音が無くなると車の車格が上がったように感じます。
サッシュレスドアの異音に悩まれている方は一度試してみてはいかがでしょうか?
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