(初心者向け講座)一眼カメラの魅力”ボケ”の仕組み

2019年1月1日

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写真におけるボケ

一眼カメラを買う理由として周りがボケて被写体がくっきり写っている写真が撮りたいからという人が多いんじゃないでしょうか。今回は写真におけるボケの仕組みを説明させていただきます。

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ボケ=ピントの合っていない部分

ボケは写っているものがはっきりせずにぼんやりとしている様子ですよね。題名でボケの仕組みと書きましたが、普通はボケる部分を考えて写真を撮ることは無く被写体を際だたせる為に結果的にボケが出来ますよね。

なのでボケている部分=ピントの合っていない部分となるので、ピントの合う仕組みを知る必要があります。

ピンホール現象

ピンホール現象とはピンホールという小さな穴に光が通ることで、光の先にある物が反対側の壁に映し出されることです。基本的にはカメラもこの仕組で写真が撮れています。(ピンホールカメラでは全体にピントがあった写真になります。)

カメラで言うと小さな穴がレンズで壁がセンサーですね。

光はまっすぐ進むのですがそれぞれ進む方向がバラバラです。簡単に言えばその光をレンズで一点に集めてあげることで像が出来るわけです。その写っている像がピントの合っている位置で、それ以外に入ってきた光がピントの合っていないボケとなるのです。

被写界深度

被写界深度(ひしゃかいしんど)とはピントの合っているように見える範囲のことです。被写界深度から外れた部分がボケて、その距離が離れるほどボケ方が大きくなります。

ピントの範囲とは奥行きなのです。初心者の方はピントの合っていない左右がボケていると思っている人もいるかもしれませんね。いないかな(笑)

被写界深度のコントロール

ではピントの合っている範囲の被写界深度をコントロールするにはどうするのかというと、一番簡単なのがレンズの絞り値(F値)を変えることです。

カメラの絞りを変えるには絞り優先モード(Aモード)にダイヤルを合わせます。

F4.0

絞り値(F値)を開ける(数字を小さくする)と被写界深度が浅くなり、ピントが合っている部分以外がボケやすくなります。

F8.0

絞り値(F値)を絞る(数字を大きくする)と被写界深度が深くなり、ピントが合っている範囲が広くなりいわゆるパンフォーカスとなります。

これはレンズにある絞り羽根が動き、光の通る穴の大きさが変化して光の集まり具合が変わるからです。

まとめ

かなりざっくりした説明でしたが、写真がボケる仕組みをなんとなくでも理解して頂けましたでしょうか?一眼カメラの魅力であるボケのある写真。それを自分でコントロール出来るようになるとますます写真撮影が楽しくなりますよ。

更新日:2018-03-31

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