“レンズのゴム部分の白化”原因と清掃

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レンズのゴム部分の白化

冬になり白鳥の撮影をしようと思い、久しぶりに防湿庫から「Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」を取り出してみたところ、なんとレンズフードを付けるゴム部分に白い汚れ(?)が付いていました・・・。

クリームのようなものが固まったものにも見えます。そんなものはつけた覚えがないが無いので驚きましたが、とにかく掃除してみることにしました。

原因

ネットで調べてみたところ、ピントリング・ズームリングが白化する事例はよくある事みたいです。その場合は「経年劣化・皮脂汚れ・加水分解」が原因に挙げられるようです。

ですが、今回は触る部分では無いので皮脂汚れではないように思えます。そして、使用していない時は防湿庫に保管しているので加水分解も考えにくいです。

さらに調べてみるともう一つ原因となるものがあることを知りました。それが「ブルーミング現象」です。

ゴム製品表面上に配合剤が移行して結晶化し、白い粉となって現れることをブルーミング現象と言うそうです。

ブルーミング現象は製造工程での不良の場合と、ゴム表面の保護、潤滑性が目的で意図的な場合があるようです。今回ブルーミング現象が起こった、Nikon AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRは調べても他に事例が出てこないので、残念ながら不良品の可能性が高そうです。

掃除

レンズとしての機能性には全く影響がないのでこのままでも問題は無いのですが、やはり見た目的によろしくありません。

なので、掃除してみることにしました。最初に100均で買ったアルコールティッシュがあったので使って掃除してみたのですが、全然取れませんでした。他に何か良さそうな物はないか探してみたところ

激落ちくん 食卓&リビング用シート」を発見しました。この商品の特徴はマイナスイオンの働きで汚れが浮き上がるというものです。さらに除菌・消臭効果もあります。

ゴムに使えないとは書いていなかったので試してみました。少し力を入れて拭いてみたところ

右半分を拭いてみた様子

見事に白い粉のようなものが取れました!明らかに普通のアルコールティッシュよりも簡単に汚れを落とすことが出来ました。おそらく皮脂汚れも落ちると思うのでピントリング・ズームリングの掃除にも使えると思います。

ですが、ブルーミング現象が原因の場合は完全に元のゴムの色に戻すことは出来ないみたいです。少し白っぽくなってしまっています。これを元の黒さに戻そうと思うと、車のタイヤに使うような艶出し剤が必要だと思います。

まとめ

はじめてレンズのゴム部分が白くなっていたのを見た時は驚きました。ゴム製品の構造上、発生するのは仕方がないのかも知れませんが、やはり見た目が悪くなるのは気になります。

今回使った激落ちくんは普段のメンテナンスや普通の掃除でも使えるのでおすすめです。