Nikonが一眼レフカメラの開発から撤退・・・しません
Nikonが一眼レフカメラの開発から撤退と報道された
2022年7月12日に一部のメディアで「Nikonが一眼レフカメラの開発から撤退」と報道がありました。この報道にカメラファンは衝撃を受けましたが、どうやらこの報道は誤りだったようです。
Nikonの公式がすぐこの報道を否定する文章を発表しました。
本日の一部報道について
2022年7月12日本日、一部報道機関より、当社が一眼レフカメラ開発から撤退という報道がなされましたが、憶測によるもので、当社が発表したものではありません。
デジタル一眼レフカメラの生産、販売、サポートは継続しており、ご愛用のお客様には引き続きご安心してご利用頂ければと思います。
公式ページより引用
生産・販売・サポートは継続するということなのでNikonユーザーはひとまず安心ですね。
ただし、この文章には新型の一眼レフカメラを開発しているとは書いてはいません。
開発をしているとは言っていない
Nikonの公式が公開した文章には「報道は憶測で当社が発表したものではない」と書いているだけで、「開発を続けているとは書いていない」んですよね。
Nikonはミラーレスカメラの販売に出遅れ、コロナ禍と半導体不足で一時期はカメラ事業から撤退するのではないか、と言われるほどの苦境に立たされました。そこからミラーレスカメラのZシリーズで徐々に販売を回復して来ているという状況です。
そんな中で「一眼レフカメラの開発を続ける体力があるのか?と言われれば答えはNO。」だと思います。
Nikonが今力を入れるべきは間違いなくミラーレスカメラのZシリーズであることは、誰の目から見ても明白です。
ですが、Nikonの意地?とNikonの一眼レフカメラファンのことを考えて撤退と言っていないだけだと思います。
一眼レフカメラの魅力が否定された訳ではない
新しいカメラが出なくても一眼レフカメラの魅力が失われるわけではありません。
センサーに当たった光を映像化するという仕組みで言えば、デジタル一眼レフカメラもミラーレスカメラも変わらないのですが、個人的に言うと一眼レフカメラの光学ファインダーを覗いて撮るのは「瞬間を切り取っている」という感覚で、ミラーレスカメラのEVFを覗いて撮るのは「静止画を録画している」みたいな感覚なんですよね。
性能で言えば光学ファインダーよりもEVFの方が上回っている部分が多くなってきましたが、やはり光学ファインダーの撮影体験には魅力があると思います。シャッターの音やピントが移動する感じとか。
とにかくNikonのデジタル一眼レフカメラはもう性能的に十分なので、中古市場に流れるFマウント機を楽しむのも全然アリなんじゃないかと思いました。
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