Nikon Z 6,7 Ⅱについて個人的な感想

2020年11月22日

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Nikon Z6,7 Ⅱ

NikonからZ 6,7 Ⅱが正式に発表されましたね。先代から2年経ってのモデルチェンジになります。

Nikonはマイナーチェンジにはモデル名にSを、フルモデルチェンジでは数字を足すという形をとってきましたが、今回はⅡを付ける形になりました。

今回はそのスペックを見た個人的な感想を書かせて頂きます。

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進化したポイント

公式サイトより転載

ボディの外観は大きな変更がありません。軍艦部のデザインがややシャープになっています。

Nikonは操作性を大事にする傾向があるので、先代の開発時にベストと考えたボディはこれからも大幅に変えてくることは無いと思われます。

ボディ側の新機能としては、背面モニター仕様時に不意にEVFに切り替わることを防止する機能が追加されています。

1.映像エンジンがデュアルエンジンに

映像エンジンは先代と変わらずEXPEED6ですが、Ⅱではデュアルエンジンになっています。

これにより、各機能の処理速度が高速化されています。両機種ともに連射性能・AF性能・バッファ性能が向上しています。

センサーは特に新しくなったと謳っていないので先代と同じものだと思われます。ですが、レンズを含めZシリーズの画質の高さはミラーレス随一と言われてるので不満が出ることは無いでしょう。

2.メディアスロットがデュアルスロットに

先代ではXQDカードのシングルスロットのみでした。この仕様がかなり不評になっていました。発表当時でさえ死に体だったXQDカードのみで、さらにシングルスロットだとバックアップが取れないということが原因でした。

それが、CFexpress or XQDカード&UHS-Ⅱ対応のSDカードスロットのダブルスロットとなりました。これは文句なしの素晴らしいアップデートですね。バックアップも取れるので、仕事で使うプロのユーザーにも手に取ってもらえるようになるのではないでしょうか。

3.AF性能の向上

先代ZでもファームウェアアップデートでAF性能の向上が図られましたが、Ⅱでさらに精度が増しているようです。

新機能としては、オートエリアAFでしか使用できなかった、顔・瞳・動物AFがワイドエリアAFでも使用可能となりました。これにより、任意の被写体にピントが合わせやすくなっています。

先代では出来なかった動画での瞳AFが可能になりました。Nikonユーザーはスチルメインのユーザーが多いと思いますが、動画を撮る人にもおすすめ出来るようになったかも知れません。

低輝度下でのAFもそれぞれ進化しています。Z 6Ⅱでは標準で-4.5EVになりました。これは一眼レフカメラのフラッグシップD6と同じです。

MFで合わせたピントが電源を切っても記憶されるようになりました。これは地味ですが、便利な機能ですね。

連射時の視認性が向上したEVF

先代から最も光学ファインダーに近いEVFと称賛されていました。Zシリーズの売りの一つですよね。倍率や画素数は変わりませんが、表示フレームレートを増やすことによって連射時に被写体を追いやすくなっています。

個人的にはミラーレスはEVF次第で撮影の気持ちよさが大きく変わると思っているので、Ⅱには期待しています。

パワーバッテリーパック対応

パワーバッテリーパック MB-N11(別売)

先代ではただバッテリー追加するだけの機能しか無かったバッテリーパックでしたが、新型はシャッターボタンなどが追加され、縦型グリップとしても機能するようになりました。

ここも先代でユーザーから不評だったところでした。これで撮影の快適性が向上するので、仕事で使う人にもアピール出来そうですね。


その他、詳しいスペックは公式サイトで確認して下さい。

まとめ

先代でユーザーから不評だったポイントを改善してきた形ですね。弱点の少ないモデルになっと思います。

ただ、驚きは無かったというのが正直な感想です。他社なら2年前に出していたのではないかというスペックです。最近の他社は動画性能を重視する方向に舵を切っている印象です。その点ではNikonはまだ遅れをとっている思います。

Nikonユーザーとしては、一眼レフの時代のように他社も嫉妬するような高性能なモデルを出してくれることを期待しています。

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