SONYのフルサイズミラーレス α7R Ⅳ について個人的な感想

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海外では以前から情報が出ていたSONY α7R Ⅳ が日本でも正式発表されましたね。

Ⅲの発売が2017年11月だったので、2年も経たずに後続機が出ることになります。Ⅲもまだまだ一線級のスペックのカメラなので、こんなに早く後続機を出す必要があったのか疑問ですが、発表された情報を見た個人的な感想を書かせて頂きます。

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SONY α7R Ⅳ

SONYのフルサイズミラーレスシリーズはこのα7R Ⅳ(以下Ⅳ)で第四世代になるそうです。

Rはシリーズの中の高画素機に付きます。初代Rは本当に高画素だけが売りみたいなスペックですが、モデルチャンジするたびにオールラウンダーと言っても過言ではないほどのハイスペックモデルになっていきました。

世界初 有効約6100万画素のフルサイズセンサー

Ⅲが有効約4,240万画素だったので約1,900万画素も増えました。Ⅳの発表があるまでは、CANON EOS 5Dsの有効約5,060万画素が最大だったので、それよりも約1,000万画素も多いです。

さらには複数の画像を合成して解像度を増す「ピクセルシフトマルチ撮影」を使用すると約2億4千万画素という驚異的な画素数での撮影も可能です。

ですが、この6,100万画素をフルで生かせる環境は少ないと思います。プリントの場合はA0でも余裕があるんじゃないでしょうか。モニターで見ようとしても、ピクセル等倍で全体を映せるモニターはおそらく存在しません。

それでは、こんなに高画素でも意味が無いのかと言うと、そうではないと思います。

当たり前ですが高画素ということは細かく記録できるということ、未来に記録として残したい被写体ならば幾らでも高画質で撮れて困ることはないでしょう。

あとはクロップしても十分な画素数が残せるというメリットもあります。APS-Cサイズにクロップしても約2,600万画素もあるので、焦点距離を稼ぎたい時に積極的にクロップが出来ます。

他に画質に関することでは、高感度画質はⅢと同等ということです。Ⅲが高画素機としては高感度に強いという評価なのでⅣも期待できそうです。

ダイナミックレンジがⅢよりも一段向上していて15になっています。これに関してはどれくらいの違いがあるのかは自分には分かりません。

注意しなければいけないのは、画素数が増えればファイルサイズも増えてしまうということですね。さらにパソコンで現像する場合はパソコンのスペックが高くないと、ストレスを感じてしまうかもしれません。

AF・連射

像面位相差AFが399点から567点に増えています。高画素化されたことでさらにピント合わせがシビアになっていると思うので、この進化は大きいですね。低輝度限界は-3EVでこちらはⅢと変わらずです。

そしてSONYお得意のリアルタイム瞳AFをもちろん搭載。

連射は高画素化されたのに関わらず、Ⅲと同じAF・AE追従 最高約10コマ/秒。バッファーメモリーの大容量化により連続撮影可能枚数はRAWで約68枚となっています。

AFと連射に関しても高画素機だからと言って我慢する必要がなく、むしろハイスペックです。SONYのαが売れるわけですね。

ボディ

パット見た感じのサイズ感はほぼ変わっていません。ですがグリップの形状を見直したことにより握りやすくなっているみたいです。αでよく聞く不満がグリップの形状だったので、ここが改善されていればさらに完成度が高いカメラになっていることでしょう。

あとはダイヤルが少し変更されています。そしてαの記事を書くたびに言っていますが、なぜ左肩ががら空きなのか?

EVFは解像度が約368万ドットから約576万ドットになっています。これも高画素化によりピント合わせがシビアになったことに対しての進化ですね。個人的には見え方が自然かどうかが気になります。

他には防塵防滴仕様の強化がされているということ、αはプロユースに耐えられないという批判を跳ね除けられるのかも見どころですね。

まとめ

値段はⅢから大きくは変わらないみたいなので初期値は360,000円くらいでしょうか。ハイアマチュア向けモデルなので誰でも簡単に買える値段ではありませんが、スペックを見れば納得(?)できる値段かも知れませんね。

それでもⅢからまだ2年しか経っていないので買い替えを躊躇する人がほとんどでしょうね。αを買う時は、車のように残価設定型ローンで買って、新型が出たら買い換え続けるのが正解かもしれませんね。

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