新感覚人形劇 “Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀”を観た感想

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Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀

今回は日台合同映像作品として公開されたThunderbolt Fantasy 東離劍遊紀を観てみたので感想を書かせて頂きます。Thunderbolt Fantasy 東離劍遊紀(以下サンファン)は日本では珍しい人形劇の映像作品になっています。

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概要

サンファンは台湾の人形劇の制作会社である霹靂國際多媒體股份有限公司と、日本のニトロプラスが制作した日台合同映像作品として2016年に公開されました。現在は二期が放映中です。

ニトロプラスと言えばアニメ・まどか☆マギカやFate/Zeroの脚本を手がけた虚淵玄氏ですが、サンファンも氏が脚本を手がけています。

©Thunderbolt Fantasy Project公式ページより引用

ストーリーとしては中華系の世界観をベースにした架空の世界で、魔界から人間界に攻めてきた魔神を倒す為に作られた魔剣を巡る戦いとなっています。

これを実際の人形を操作して映像とした作品となっています。この人形を人が実際に操作して行う劇を布袋劇といい。台湾の伝統芸能らしいです。

 

©Thunderbolt Fantasy Project公式ページより引用

おすすめポイント

  • 人形の動きがすごい!

登場人物はすべて人が操作する人形なんですが、その動きがとにかくすごいんです。日本で人形劇と言われるとひょっこりひょうたん島やサンダーバードが思い浮かべられると思いますが、その進化版だと思っていただけると分かりやすいと思います。

©Thunderbolt Fantasy Project公式ページより引用

アクションシーンでの動きがとてもなめらかで迫力もあります。背景の合成やエフェクトの効果もあると思いますが、人間が操作しているとは思えないほどです。最初はCGなんじゃないかと疑ってしまう程でした。

©Thunderbolt Fantasy Project公式ページより引用

そしてキャラクターの表情の豊かさです。基本は目と口しか動いていないはずなんですが、まるで生きているかのようです。なので違和感なくストーリーに入れ込めます。

  • 分かりやすく爽快さストーリー

©Thunderbolt Fantasy Project公式ページより引用

虚淵玄氏と言えば、少し難解で後味が悪いストーリーを書くイメージがありましたが、サンファンに関しては王道で分かりやすいストーリーとなっています。例えれば少年ジャンプ的なストーリーと言う感じでしょうか。一期の最後は気持ちよく終わっていてくれています。もしかしたら海外向けであることも考慮しているのかも知れません。

  • 実力派声優の起用

日本語版での声優には実力派の声優たちが起用されています。主人公には鳥海 浩輔さんと諏訪部 順一さん。ヒロインには中原 麻衣さん。さらに小山 力也さんなどアニメ好きなら知らない人はいないであろう豪華キャスト陣となっています。

演技が素晴らしいので、人形の動きのクオリティーの高さに加えてキャラクターの魅力を最大限まで引き出してくれています。

まとめ

自分は友人に勧められて観たのですが、観る前は今どき人形劇ってどうなんだ?と思っていましたが観た後はそのクオリティーの高さに感動してしまいました。今は何でもCGで描けてしまいますが、実在するものが演じているというのは本当の意味でリアルなんだなと感じました。

普通のアニメに飽きた人・新しい映像表現が観てみたい人にはとてもおすすめです。

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