※9月26日のニューヨーク映画祭で先行上映され、キングギドラの登場が明らかになりました。どうやら今回の「ラドン本命説」は外れたようです(笑)。以下は公開前の予告映像から考察した記録として、そのまま残しています。
『ゴジラ-0.0』の最新予告が公開され、最後に聞こえる「あの鳴き声」からキングギドラ登場説が一気に濃厚になった。
自分も最初に聞いた時は、
「これはもうキングギドラだろ」
と思った。
しかし、予告を何度か見直しているうちに少し引っ掛かることが出てきた。
キングギドラ、本当に今回のメイン怪獣なのだろうか?
もしかすると今回ゴジラと本格的に戦う相手は別にいて、キングギドラは映画の最後に姿を現すだけなのではないか。
そして、その「別の怪獣」として一番しっくりくるのがラドンだ。
※ここからは公式発表ではなく、予告映像からの完全な個人的考察です。
ゴジラが「空から落とされる」意味
最新予告で特に気になったのが、ゴジラが背中から地面へ落下するカット。
ゴジラは当然、自力で空を飛ぶ怪獣ではない。
つまり単純に考えれば、
「何かによって高い場所まで持ち上げられた」
可能性がある。
キングギドラならもちろん可能だろう。
しかし個人的には、この光景を見た瞬間にラドンを連想した。
空中から高速で襲撃し、ゴジラを持ち上げ、そのまま落下させる。
これは「飛行怪獣ラドン」の能力を分かりやすく観客へ見せるシーンとしてかなり映える。
むしろキングギドラの場合、三本の首と巨大な翼を持った怪獣がゴジラを持ち上げるとなると、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を思い出す人も多いはず。
山崎貴監督が、そこをそのまま繰り返すだろうか。
なぜ「気象予報官」が新キャラクターなのか
今回、長澤まさみ演じる青山真琴は、気象台から大型災害対策事務局へ出向している気象予報官だという。
キングギドラが嵐や雷を伴う存在ならもちろん意味はある。
ただ、ラドンにも非常に相性がいい。
巨大な飛行生物が高速で世界を移動するとしたら、その存在は最初から「怪獣」として発見されるとは限らない。
原因不明の気圧変化。
突発的な暴風。
高速で移動する異常な気象現象。
そして航空機や都市を襲う衝撃波。
最初は「異常気象」として観測され、それが実は巨大生物だった――。
そんな展開なら、気象予報官を主要人物として登場させる意味がかなり自然になる。
しかも山崎版ゴジラの魅力である、人間から見た怪獣の現実的な恐怖とも相性がいい。
ゴジラは「近づいてくる災害」だった。
ラドンなら、
いつ、どこから飛んでくるか分からない災害
になる。
現実に存在した場合、むしろゴジラよりラドンの方が怖いかもしれない。
航空隊が大きく描かれているのも気になる
予告では航空機による戦闘もかなり目立つ。
これもラドンなら説明しやすい。
地上や海を移動するゴジラなら艦艇との戦いが中心になる。
しかし超高速で飛行する怪獣が相手なら、当然主役になるのは航空戦力だ。
ラドンを追って航空隊が出撃する。
しかし通常の航空機では速度も機動性もまるで歯が立たない。
飛行しているだけで発生する衝撃波によって戦闘機が巻き込まれていく。
これはIMAXとの相性も抜群だろう。
前作では海上戦が大きな見せ場だった。
続編では舞台を「空」へ広げる。
シリーズとして考えても、とても自然なステップアップに見える。
なぜゴジラはニューヨークまで行くのか
『ゴジラ-0.0』では、すでに自由の女神とゴジラが同じ画面に映るカットが公開されている。
つまり今回、ゴジラは日本だけに留まらない。
ここで疑問になる。
なぜゴジラがわざわざアメリカまで行くのか?
単純に世界規模へ作品を大きくしたかっただけかもしれない。
でも、もしゴジラが別の怪獣を追っているとしたらどうだろう。
ラドンなら空を飛び、短時間で海を越えられる。
日本で出現。
太平洋を横断。
アメリカへ。
それを追うようにゴジラも移動する。
そうなればニューヨークが舞台になる理由も生まれるし、米軍、特に航空戦力が物語へ参加する流れも自然だ。
「世界規模になったからアメリカも出します」ではなく、
怪獣の能力によって世界が舞台になってしまった
という方が個人的には好きだ。
「鳴神作戦」は本当にキングギドラを倒す作戦なのか
今回明らかになった新たな討伐計画が「鳴神作戦」。
鳴神と聞けば当然、雷を連想する。
そしてキングギドラもまた、雷鳴や引力光線のイメージが強い怪獣だ。
だから、
「雷を利用してキングギドラを倒す作戦」
という予想もできる。
ただ個人的には少し違和感がある。
雷を纏う怪獣を雷で倒すというのは、あまりにもそのまますぎる。
では、鳴神作戦の相手そのものがキングギドラではなかったら?
今回のメイン怪獣がラドン。
人類は鳴神作戦によってラドンを撃破する。
ゴジラとの戦いも終わり、ようやく人類は勝利した――。
そこで映画は終わらない。
ラストに現れる本当の「絶望」
ラドンを倒したあとも、空の異常が収まらない。
気象観測装置に異常。
雷雲が急速に発達する。
重力までおかしくなり、地上の物体が浮き始める。
「これはラドンが起こしていた現象じゃない」
空を見る登場人物たち。
雷雲の奥から、予告でも聞こえたあの鳴き声。
三つの巨大な影。
キングギドラ。
そこでエンド。
……だったら、自分はかなり興奮する(笑)。
今回キングギドラを全部見せてしまうより、次作への最大の脅威として最後に出す方が、シリーズ展開としても面白い。
前作でゴジラという巨大生物を描いた。
今回はラドンによって空へ戦場を広げる。
そして次に、地球の生物ですらないキングギドラが現れる。
ゴジラ → ラドン → キングギドラ
と、少しずつ世界の常識を壊していく。
『ゴジラ-1.0』の現実感を保ちながら怪獣世界を広げるなら、このくらい段階を踏んだ方が自然なのではないだろうか。
予告でキングギドラを匂わせたこと自体がミスリード?
そしてこの説で一番面白いのが、
予告でキングギドラの存在をあまりにも分かりやすく匂わせていること。
本当に今回のラスボスがキングギドラなら、公開2か月前の時点で最大のサプライズを鳴き声だけとはいえ教えてしまうのだろうか。
もちろん、キングギドラ登場を宣伝材料にするという考え方もある。
しかし逆に、
「観客全員の視線をキングギドラへ向け、その裏で別の怪獣を隠している」
としたら非常に上手い予告になる。
現時点で公式はキングギドラの登場を明言していない。
そして「あれはゴジラじゃない」という台詞も、キングギドラを指しているとは限らない。
もしかすると公開初日に劇場で最初に驚かされるのは、
三つ首の黄金竜ではなく、
巨大な翼を広げたラドンなのかもしれない。
まとめ:ラドン、スルーするには惜しすぎる怪獣では?
もちろん全部外れていて、普通にキングギドラと最初から最後まで戦う映画かもしれない(笑)。
ただ、山崎版ゴジラの「現実に怪獣がいたらどうなる?」という方向性を考えると、ラドンはかなり魅力的な存在だと思う。
飛んでいるだけで災害になる。
世界中へ移動できる。
航空戦力を登場させられる。
ゴジラとの戦いも地上戦とは全く違う映像になる。
そして何より、人間の目線から見たら恐ろしく描きやすい。
シリーズを今後も続けるつもりなら、こんなに使いやすい飛行怪獣をスルーして、いきなりキングギドラへ行くだろうか?
個人的には、
今回の本命はラドン。
キングギドラはラストに現れる次なる絶望。
そんな展開を予想している。
外れたら笑ってください(笑)。
でももし公開日に雷雲の中から三本の首が現れて映画が終わったら――
この記事を書いたことを全力で自慢したい。
「※2026年9月15日時点の公開情報を基にした考察です」

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